『国際諜報局 プレミアム・エディション』DVDオフィシャル・ブログ
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マスターを探せ(最終回) ようやく完璧なHDマスターを入手!
 マックス君いわく「これ、PALのHDマスターじゃないよ」
 くそ~G社め、NTSCマスターをよこしやがったか! こっちは崖っぷちで進行しているのに…いよいよ発売日の延期を判断しなければならないのか!?

「届いたのは、1080/24Pのマスターだよ」

「?????」

「つまり1秒間に24フレームのHDマスターなんだよ。言い換えれば、プリントと同じコマ数のHDマスター。だから、ランニングタイムも劇場公開と同じ108分」

 マックス君によると、最近のHDマスターは1080/24Pが一般的で、そこからNTSCにもPALにも、それぞれ変換できるそうです。いわば、どんな形式にも変換可能な、大もとのマスターなのです。

「おたくのラボで変換できる?」

「オフコース! NTSC用1080/60iに、すぐ変換してあげるよ」 

 仕事の早いマックス君のおかげで、予定より1日早くNTSCのHDマスターが到着。ランニングタイムを確認すると、107分35秒ありました! ありがとう、マックス!!

 ところで、どうしてG社が11月までHDマスターを出してくれなかったのでしょうか? あと1ヶ月でも早く提供してくれれば、発売延期の危機に苛まれることもなかったのですが…

 恐らく、イギリスでのブルーレイ発売(11月10日)に影響が出ないように、つまり『HD素材を使ったブルーレイを日本がイギリスより先に出さないように』発送時期を後ろにずらされたのだろう…と勝手に邪推しております(笑)。
 
 ともあれ、完璧なHDマスターによる、の「国際諜報局」を、みなさんにお届けすることができました!
 DVDとしては世界最高(今のところは)の画質を、ぜひ商品でご確認ください。

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マスターを探せ(その4) マックス君にお願い!
 送られてきた「国際諜報局」のHDマスターは、PALマスターを変換しただけのもので、ランニングタイムは103分でした。権利元を通じてG社に問い合わせると、「108分のNTSC/HDマスターのはずだ」の一点張り。ジョブシートのコピーを送って「あんたらが記入したシートでしょ」と詰めても、頑として認めません。

 このままでは発売が遅れてしまうので、「もういい! PALのHDマスターを自分たちで変換するから、マックス君のところへ送ってくれ」と依頼しました。マックス君の会社の技術なら、画質・音質を変化させることなく、103分のPALマスターを、NTSCに変換しつつ108分に伸ばすことができるからです。(詳しくは「狼の挽歌デラックス版」オフィシャルブログの→こちら参照)

 G社のHDマスターは、無事マックス君のところへ到着。彼によると、変換作業は3営業日でOKということでした。順調にゆけば、作業開始から5日後には日本に届くはずです。

 しかしマックス君より緊急連絡が!

 「これ、PALのHDマスターじゃないよ」

  …ちょ!

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マスターを探せ(その3) ビッグ・ミステイク
 秋も深まった頃(実際は、ほとんど冬)、ようやくHDマスターが到着しました。いやあ、やっとDVDの中身が作れるよ!(すでに発売スケジュールぎりぎりだけどね)

 マスターの入っているプラスチックのケースを開きます。中に「ジョブシート」と呼ばれる紙が一枚入っています。これは、マスターテープの情報(形式や、音声、ランニングタイムなど)や、修正などの記録を書き記す書類です。通常、海外・国内にかかわらず、スタジオ作業を経たテープ類には、必ず添えられるスタンダードな書類なのです。念のため、ジョブシートに書かれたランニングタイムをチェック。

 103分18秒

 (;゚д゚)

 (つд⊂)ゴシゴシ

 103分18秒

 (つд⊂)ゴシゴシゴシゴシ

 103分18秒

 工エエェェ(;゚д゚)ェェエエ工

 108分じゃないのかよ! 

 顔面蒼白でHDマスターをオーサリング会社に運び、再生してもらいます。G社は108分のマスターを提供すると保証してくれたのだから、単なる表記ミスのはず。そうであってくれ…

 「やはり103分18秒です」
 
 オーサリング会社からの連絡は無情なものでした…

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マスターを探せ(その2) HDマスターの状況
「スクィーズのシネスコにできるかやってみる」

 その言葉の意味は、4:3のマスターを、天地を切って上下に引き伸ばすという、恐ろしい計画だったのです! 

 いや、やめて。マジで。 

 米ユニバのマスターが使えないことが判明したので、アメリカ以外のDVDの状況を調べることにしました。すると、どうも米・日などの一部の国以外は、イギリスの某社が権利を扱っているようです。その会社(仮にG社とします)とは別の作品で取引もあったのでマスターについて問い合わせてみました。

「つい最近、HDリマスタリングしたばかりだよ」

 グッド・タイミング!

 この事実を権利元に伝えると、権利元がG社と交渉してHDマスターを取り寄せることを約束してくれました。ふう…一安心です。

「だが、渡せるのは早くて秋だ」

 なして秋? もうHDマスターは出来上がっているというのに(その理由は後で判明するのですが…)。しかし、待つしかありません。

これまでもマスター関係では痛い目をみているので、HDマスターの条件を詳しく相手につたえます。

 1.HDマスターのフォーマットは、NTSCに適したものであること。
 2.ランニングタイムは、劇場公開作と同じ108分であること。
 3.もし、2.が用意できない場合は、PAL形式のHDマスターを提供すること。

 3.の場合、PAL素材がフィルムの24コマ/秒を、25フレーム/秒で記録するため、フィルム1秒分につき1/24秒ずつ早くなってゆきます。本来108分の「国際諜報局」は、PALマスターでは103分になります。ですがマックス君に頼めば、108分に伸ばしてくれるので無問題。(PAL→NTSC変換を劣化させずに再生時間を伸ばす詳細は→こちら

 リクエストについて、G社は「大丈夫、108分のNTSC/HDマスターは、ちゃんと作れるから」と言ってきました。

 ああ、それなら安心だ。

 …作れるから?

 …なにを?

 …ちょ!

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マスターを探せ(その1) ワイドスクリーン版を作る?
「国際諜報局」は1965年の作品です。古い映画は、なかなかちゃんとしたマスターがなくて、いつも泣かされます。しかし、本作は既にアメリカでワイドスクリーン・スクィーズのDVDがAnchorBayから発売され、108分のNTSCマスターが存在しています。

いや待てよ… 確かAnchorBayは鬼門… (詳しくは「狼の挽歌デラックス版」オフィシャル・ブログの→こちらにてご確認ください)

「国際諜報局」は、アメリカと日本はユニバーサルがもともと権利保有者。今回は、ユニバーサルからライブラリー作品の権利を買ったイギリスの会社を通じて、DVD化の権利を購入しています。その会社に問い合わせてみると、やはりマスターテープは、米ユニバーサルから取り寄せなければならない、とのこと。

 日本でもコアなファンが多い本作品ですので、本篇はシネスコでスクィーズはもちろん、少なくともAnchorBay並の画質のクオリティは欲しいところです。こちらでマスターの条件を権利元に伝え、権利元が米ユニバーサルに依頼、という流れになりました。

 ところが、帰って来た返事は「4:3のスタンダードサイズのマスターしかないよ」

…ああ、以前日本で発売されていたVHSが4:3だったので、ちょっと予想していたとはいえ、大いに落胆。

「じゃあ、AnchorBayのマスターをくださいな」というと、米ユニバーサルから出たものではない、とのこと。AnchorBayが自社のDVD発売用に、独自に作ったようなのです。

 それじゃ困るんだよ、と伝えると…

「スクィーズのシネスコにできるかやってみる!」

 …やってみる?

 …なにを?

 …ちょ! 

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